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Contents
はじめての救助要請の方法(遭難対策)
今回は『救助要請』
について記載させていただきます。
初心者を対象としてにわかりやすく書かせていただきます。
中級者以上の方やベテランの方は分かりきった内容となります。
また、所属する山岳会や団体などの意見と異なることもあるかと思います。
まやまブログ
初心者
遭難して救助を民間ヘリなどに
要請した場合、費用はだいたい
いくらかかるのですか?
日本山岳救助機構合同会社の
ヘリコプターレスキューですと、
遭難現場がはっきりわかっている場合で
あれば約50万から80万円。
救助だけなら1時間ほどで
終わることが多いため、
そのくらいで済みます。
換算しますと1分1万円弱となります。
しかし行方不明で広範囲に
捜索が必要な場合、
話は違ってきます。
捜索にかかった時間だけ
費用もかさんでしまうのです。
ちなみに警察にヘリに救助を
要請する場合は、
費用が無料になります。
しかし救助の要請者は、
使用するヘリを指定することは
できません。
特に山岳遭難者が増えている現在、
すべての要請を警察のヘリだけで
カバーするのは不可能なのです。
まやまブログ
初心者
山で救助要請する基準はどのような場合ですか?
救助要請は、怪我や病気、道迷いなどにより
自力での下山が不可能、あるいは非常に困難と
なったときに行います。
まやまブログ
初心者
怪我や病気はなんとなくわかりますが、
道迷いでの救助要請は迷惑をかけてしまいそうで・・・
そんなことありませんよ。
安易な救助要請はいけない、
自分でなんとかしなくては、
と思って行動するほど深みに
はまるものです。
日没前だからとか、まだ30分しか
たってないからなどと考えず、
自分では解決できないと思ったら早めに
通報してください。
時間が早ければすぐに捜索に出られますし、
見える景色などを手掛かりに通報者の
現在地を特定でき、
自力下山の助けになることもあります。
ケガや道迷いで下山が遅れたものの
自力下山ができる場合でも、不安が
あれば警察や家族に相談の連絡を
するとよいでしょう。
まやまブログ
初心者
救助要請は110番と119番との
どちらに連絡すれば良いのですか?
よくある質問のため結論から申し上げますと、
通報は警察でも消防でもかまいません。
最初に「事件ですか?事故ですか?」
と聞かれますから、
町での事故と区別するために、
必ず、「山岳事故です」と答えてください。
さらに救助が必要な状況として
怪我をして動けないことや道に迷っている
ことなどを伝えます。
まやまブログ
初心者
いざとなるとパニックで
上手に伝えられるか不安です・・・。
みんなそうですから。
要請を受けるオペレーターのほうも山岳事故に
精通しているとも限りませんしね。
まやまブログ
初心者
救助要請をするときの
アドバイスがあれば教えてください。
山岳事故であることを伝えたら、
いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・いかに
という六何(ろっか)」で状況の説明をします。
まやまブログ
初心者
具体的にはどのような状況説明となりますか?
事故の発生日時、
事故発生場所、
遭難者の氏名や情報、
どんな事故か、
なぜ起きたのか、
現在、どのような状況か、
ですね。
まやまブログ
初心者
その際に、注意する点はありますか?
場所の情報で見通しのよい稜線では、
携帯電話の電波はどの方向に飛ぶかわからず、
110番や119番での通報は、
最寄りの警察や消防につながるとはかぎりませんので
山名だけではなく都道府県も伝えてください。
まやまブログ
初心者
覚えておきます、ありがとう御座います。
初心者
携帯電話の電波が通じず、
通報できない場合はどうしたら良いですか?
電波が不安定が通話ができなくても、
メールなら送信できる場合がありますので
諦めないでください。
まやまブログ
初心者
日常生活の地下にいるときなどでも
一瞬だけ電波が入ったりすることも
ありますね。
参考までに推奨するのは、
電話で救助要請を行った後、
あらためて事故の内容をメールで
伝えることです。
各都道府県警では、110番用の
メールアドレスやウェブサービスを
設けています。
また、メールでの110番は、通話とは
異なる方法で測位された位置情報を
合わせて、通報者の現在地特定が
より確実に行えます。
まやまブログ
初心者
救助要請をした後は
どうしたら良いですか?
必ず救助機関の指示に従ってください。
警察や救助隊などの救助機関は
事故の内容や現場の状況、
天候といった条件を考慮して、
捜索・救助の方針を決定し、
救助現場に向かうからです。
また、救助を待っている間に注意することが
家族や友人への連絡です。
情報が錯綜することはもちろん、
救助機関からの連絡に備え、
スマートフォンなどは
常に通話ができる状態に
しておいてください。
そのため、予備のモバイルバッテリーや
電池は常に携帯しておくようにしましょう。
まやまブログ
初心者
救助要請のヘリコプターが見えたり、
音が聞こえた場合はどのように居場所を
知らせたら良いですか?
明るい色のもの、光るものは
上空からよく目立ちます。
黄色やオレンジ色のテントや
ツエルト、自然にない色という意味では
ブルーシートも見つけやすいです。
動くものもよく目立ちます。
ヘリで捜索しているとき、
樹林の中で動く動物もよく見えています。
ヘリが近づいてきたら、
ツエルトやエマージェンシーシートを
大きく振って合図しましょう。
トレッキングポールに
ツエルトやエマージェンシーシートを
縛りつけ、旗のように振り回すのも効果的です。
まやまブログ
初心者
とてもためになりました。
救助要請するときのイメージができました。
有難う御座います。
1つの決断で人生が大きく左右
されることにもなりかねますから。
まだまだ人生ですからね。
生きてさえいれば
また笑って過ごせる日が
すぐにきます。
まやまブログ
以上、として『救助要請』について
僕なりの意見を書いてみました。
同じ山岳救助隊員のなかでも僕と意見は異なる人もいますし、
同じ意見の人ももちろんいます。
是非、これから初心者にも山の楽しみをしってもらいたいです。
まやまブログ
はじめての外傷処置の方法(遭難対策)
登山単独行初心者シリーズとして、
今回は『外傷処置』
について記載させていただきます。
初心者を対象としてにわかりやすく書かせていただきます。
中級者以上の方やベテランの方は分かりきった内容となります。
また、所属する山岳会や団体などの意見と異なることもあるかと思います。
まやまブログ
初心者
もし山で単独行動中に出血を伴うケガをしてしまったらどうすれば良いですか?
出血量と患部の状態で何をするかが変わります。
にじむように少しずつ出血している場合は洗浄を先に。
流れ出るように出血している場合は止血が先となります。
まやまブログ
初心者
洗浄はどのように行えば良いですか?
ミネラルウォーターではなく水道水が洗浄にいいです。
いろはすという285mlの小さいペットボトルが
ありますので飲み終えた後に水道水を入れて
外傷処置用にザックに常に入れておくのがおすすめです。
水道水ですので緊急事の水分補強にもなりますし、
285mlのサイズであれば重さもさほど気になりません。
洗浄には100均でも売っているペットボトルのシャワーキャップ
がありますが自作でペットボトルキャップに針で穴をあけたものを
持参してシャワーキャップとして持参して利用するのが便利です。
まやまブログ
初心者
いろはすってペットボトルが畳める飲料水ですよね?
そうです。畳むときにうるさいので
テント泊や小屋泊時に周りに迷惑かけるので
おすすめできませんが洗浄時には
ペットボトル本体が柔らかいので
水圧の調整ができます。
山だけでなく非常用アイテムとしても
覚えておけば役に立ちますよ。
まやまブログ
初心者
覚えておきます、ありがとう御座います。
初心者
止血はどのように対処すれば良いですか?
出血が流れるような緊急時の場合は、
洗浄より止血が先となりますが、
圧迫止血で15分軽く押さえます。
流れる血液を目の当たりにすると
頭が真っ白になる人もいるかもしれませんが、
出血は多量になれば命にかかわります。
正しい方法で行えば、それほど難しいこと
ではなく、だいたい15分ほどで止まります。
出血が止まることが精神的な
落ち着きをもたらしてもくれます。
パーティでの仲間または見知らぬ登山者
への対応の場合は、感染予防のため
必ずゴム手袋をすることが必要となります。
持参していない場合は
ビニール袋などを代用し
素手の処置はしてはいけません。
まやまブログ
初心者
圧迫止血の正しい方法について教えてください。
出血箇所より心臓に近いところを強く縛るという
止血方法は基本的には使いません。
縛った箇所より先の血流が滞り、組織の壊死を
招くからです。
また、タオルや手ぬぐいを使う場合は、できるだけ
きれいなものを選び、厚さに注意してください。
分厚いものでは止まりにくく
厚みがクッションになり、出血箇所に圧が
伝わらず、タオルがどんどん出血を吸い込んで
いても気づきにくいです。
タオルを5本指で握るのではなく、
親指を抜いた4本指の指先で出血点を
きちんと圧迫することが必要です。
まやまブログ
初心者
患部を心臓より高く上げると聞いたことありますが・・・
はい、そのとおりです。
無理のない範囲でできるだけ患部は高くあげるほうが良いです。
心臓より高い位置のほうが流れ込む血液の量が減り、
止血しやすいです。
圧のかけかたの目安は耳たぶを軽くつまむくらいの力加減で
強く押さえるのではなく血液の出口に指先で蓋をする
イメージです。
また、押さえている箇所を外して確認したくなると思いますが、
指を離すと止血の中断になりますので落ち着いて15分
待つことが必要となります。
まやまブログ
初心者
ケガはしたくありませんが、
万が一、出血した場合の応急処置としてイメージすることができました。
ところで、
想定外の事故に備えての準備はどうされてますか?
まやまブログ
初心者
ファーストエイドキットは常に持参してますが
応急処置の仕方などはよく理解してませんでした。
実際、緊急時に備えて持参している装備は?という
質問にファーストエイドキットと答える人は
82%ですが、一方で、
遭難した場合に備えて実行していることはありますか?
という質問に、救急法などセルフレスキュー技術の学習と
答えた人はわずか26%という結果です。
まやまブログ
初心者
ファーストエイドキットなどの装備は
持っていても緊急時に
果たしてつかいこなせるのかということですね。
そのとおりです。
最低限の備えの持参はもちろん必要ですが
用途、使い方を理解することも大切となります。
まやまブログ
以上、今回は「外傷処置リスク遭難防止」について
僕なりの意見を書いてみました。
同じ山岳救助隊員のなかでも僕と意見は異なる人もいますし、
同じ意見の人ももちろんいます。
是非、これから初心者にも山の楽しみをしってもらいたいです。
まやまブログ
はじめてのビバークの方法(遭難対策)
今回は『ビバーク』
について記載させていただきます。
初心者を対象としてにわかりやすく書かせていただきます。
中級者以上の方やベテランの方は分かりきった内容となります。
また、所属する山岳会や団体などの意見と異なることもあるかと思います。
まやまブログ
初心者
もし山で遭難をしてしまったら何が1番危険ですか?
いちばん危険なのは低体温症を発症してしまうことです。
まやまブログ
初心者
どのように低体温症を防げば良いですか?
まずは、ツエルトを携帯することです。
そして、無積雪時は動き回らずに
身体が冷えないようにビバーク体制をとること。
万が一に備えて食料や行動食
常に携帯しておくことです。
まやまブログ
初心者
ツエルトは持っていますが実際に使ったことはありません?
ビバーク時の必須装備がツエルトです。
テント代わりにつかえるのはもちろん、
身体に巻くだけでも防寒効果が
得られます。
実際に使ったことがないとのことですが、
持参しているといないとでは
生還の要因に違いがでます。
今後とも持参することを心掛けてください。
まやまブログ
初心者
覚えておきます、ありがとう御座います。
初心者
遭難したときの決断はどう判断すれば良いですか?
悪天候の場合や日没30分前には
決断することが必要です。
春夏秋冬の日照時間を御存じですか?
まやまブログ
初心者
なんとなく・・・。
参考までに立天文台の暦計算では
6月の夏至では
日の出:4時11分
日の入り:19時11分
日照時間:14時間59分
12月の冬至では
日の出:6時57分
日の入り:16時18分
日照時間:9時間21分
となります。
まやまブログ
初心者
夏至と冬至で、
日照時間に5時間以上の差があるのですね。
ビバークにマイナスイメージをもっている人が
多いかもしれませんが、
そんなことはありません。
道に迷ってあてもなくさまようと
捜索範囲から外れて発見が遅れます。
また、悪天候時や夜間に無理に
行動するよりも翌日までビバークした
ほうが周りの状況を把握しやすいうえに
ケガのリスクを減らせ体力も温存できます。
下山が不可能だと感じたら
ビバークを決断してください。
まやまブログ
初心者
ビバークするにはどのようなことに
気をつけたらよいですか?
まずは寒さ対策となります。
気を付けることが濡れることです。
必ず身体や衣類の濡れを防ぐために
アウターやレインウェアを
一番上に着てください。
防風性もあり、風による冷えからも
防いでくれる重要な点です。
まやまブログ
初心者
ビバークするときの
登山装備があれば教えてください。
まずは先程も話にありました、
ツエルトとなります。
トレッキングポールも
緊急時にツエルトを張って使用する場合、
支柱の代わりとなります。
足をケガしたときにも
あるとないとでは差がでます。
ツエルトを張る際には
細引きが必需品です。
ベンチレーターに遠し2本の木に渡して
結ぶことで吊り下げて設営できます。
カラビナとスリングがあれば
設営時により役に立ちます。
そして、地面に敷く
レジャーシートも雨天時は特に
あるに越したことはありません。
まやまブログ
初心者
やはりツエルトは1度も使ったことが
ないのではいざというときに
設営ができませんね。
雨天時に野外で練習しておくのも
良い方法ですよ。
まやまブログ
初心者
ヘッドランプ、レインウェア、
クッカー、ガスバーナー、
テルモス、非常食、保温着は
常に携帯することようにしてますが、
注意すべき点はありますか?
ヘッドランプは予備の電池ですね。
モバイルバッテリーで充電できる製品も
いざというときには心強いです。
レインウェアは晴れの日でも必ず持参する
ようにしましょう。
クッカーは少しでも寒さを感じたら
湯をわかしてください。
心理的にも落ち着けます。
ガスバーナーは着火装置が使えないことも
考えてライターかマッチを携行するのが
望ましいです。
テルモスは身体が冷えた
危機的状況に役たちますので、
持参して湯をわかした際には
温かい飲料を確保しておきましょう。
非常食はかさばらない高カロリーなものを。
飴が1袋あればおおよそ2日分、
切り詰めれば1週間生き延びることが
できます。
保温着はダウンは必ず一着は携帯しましょう。
まやまブログ
初心者
とてもためになりました。
万が一、遭難してビバークするときの
イメージができました、有難う御座います。
実際、緊急時に備えて持参している装備は?
という質問にツエルトの所有率は44%で
登山者の半数以上は
携帯していない状況です。
まやまブログ
初心者
持参していたとしても
緊急時につかいこなせか否かは
私と同じようなひとをふくめると、
44%に満たないということですね。
そのとおりです。
最低限の備えの持参はもちろん必要ですが
用途、使い方を理解することも大切となります。
まやまブログ
以上、今回は『緊急ビバーク』について
僕なりの意見を書いてみました。
同じ山岳救助隊員のなかでも僕と意見は異なる人もいますし、
同じ意見の人ももちろんいます。
是非、これから初心者にも山の楽しみをしってもらいたいです。
まやまブログ
はじめての道迷い対処方法(遭難対策)
今回は『道迷い』
について記載させていただきます。
初心者を対象としてにわかりやすく書かせていただきます。
中級者以上の方やベテランの方は分かりきった内容となります。
また、所属する山岳会や団体などの意見と異なることもあるかと思います。
まやまブログ
初心者
山での単独行動は道迷いでの遭難が心配ですよね?
一般登山道の場合、遭難するかしないかは、
単独であろうとパーティであろうと、
基本的に遭難のリスクは同じですよ。
まやまブログ
初心者
パーティのほうがお互いフォローしあえるのでは?
もちろん技術のあるもの同士であれば
お互いにフォローできます。
しかしながら、技術がないもの同士であれば、
事態をさらに悪化させることもあります。
まやまブログ
初心者
全く理解できませんので
詳しく教えてもらえませんか?
道迷いについて言えば、
例えば、パーティ全員が地図読みができなければ、
道迷います。特にパーティで行く場合は、
リーダー任せで他の登山者は地図を持参しなかったり
事前にルートを確認しておかない登山者が多いです。
リーダーが迷ってしまったり、パーティがバラバラに
なったときはいかがでしょうか?
まやまブログ
初心者
たしかにそうですね。
私もパーティで行く場合はリーダー任せでした。
反面、単独で行く場合はルートを綿密に調べたり
タイムコースが頭に入ったりしてました。
同様に、滑落危険個所では人数が多い分
パーティのほうが滑落の確率はあがります。
アルパインガイドなどの有能なリーダーがいて、
ロープ確保や的確な指示ができるのであれば
話は変わりますが、なかなかそこまでの
ベテランガイドに同行していく機会は
実際ないと思います。
道迷いにしても滑落しても
結局は遭難のリスクは同じなのです。
まやまブログ
初心者
よくわかりました、有難う御座います。
そうしますと、単独行の遭難が多い理由は
どのような点になるのですか?
同行者がいないために通報や発見が遅れるからです。
自分1人の場合は動けなくなった時点で手の打ちようが
なくなります。たとえ、登山届を出していたとして
も発見が遅れ手遅れになることが多いです。
まやまブログ
初心者
そうした場合はどのように対処したら
良いのでしょうか?
笛(ホイッスル)などもありますが、
頼みの綱は携帯電話の電波が通じるかどうかです。
現状では山の電波についてはドコモが1番です。
まやまブログ
単独行のメリットは
・自分の実力に見合ったプラニングができる
・自分のペースで歩ける
・自由にルートを変更できる
・慎重になる
まやまブログ
単独行のデメリットは
・対象の山やコースが自分に見合っているかどうかを判断しなければならない
・山行中にすべて自分で判断しなければならない
・アクシデントにすべて自分で対処しなければならない
・遭難した場合、死亡や行方不明のリスクが高まる
道迷いでは、踏み跡が不明瞭だったり、明らかに
一般コースにはない危険個所が
出現したりしているのに、
見て見ぬふりをして窮地に陥る。
有事に都合のわるいことを
過小評価する心理作用が働くことを
知っておきましょう。
まやまブログ
下山後の夕食やビールを楽しみに
していたりと下る時は
注意が散漫になっていませんか?
道迷いを起こしやすいのは、
登りよりも下りで、
転倒のリスクもあります。
下りではより気持ちを引き締め、
ルートミスのトラップを慎重に
見極めるようにしてください。
まやまブログ
初心者
山頂でピークを踏んだら
下山時はウキウキしてしまいます。
ピストンであれば一度登った
登山道ですので大丈夫では?
そんなことはありませんよ。
実際に遭難事故やケガは
下山時に起こる可能性が非常に
高いのですよ。
まやまブログ
GPSは持参していますか?
まやまブログ
初心者
いいえ、持っていませんよ。
低山に行くことが多いのと
機械音痴なので・・・。
う~ん。
不思議なことに
初心者になればなるほど、
不思議なことに、
迷ったら引き返すという
鉄則が実行できません。
道迷いをリカバーするのに
楽で早い方法は一切ありません。
とにかくたどってきた
ルートを地道に引き返すしか
ないのです。
そこで、GPSを持参していれば、
登ってきたルートが表示されて
いるので、そのまままっすぐに
戻るという利点については
悪天候であれ、吹雪であれ、
確かな正確性があります。
まやまブログ
初心者
GPS機能付きの時計や
携帯電話で代用はききませんか?
その機能を使いこなせるか
どうかが重要になります。
途中のバッテリー切れには
注意してください。
山での道迷いに役立つこれらの
機器も、電源がはいらなれけば
意味がありません。
予備のバッテリーは持つように
心掛けてください。
まやまブログ
初心者
道に迷ったかもという場合も
どのように対処すれば良いですか?
慎重に行動していても
様々な要因で予期せず
道に迷ってしまうこともあります。
迷ったかもと思った時に
一度立ち止まることが
遭難を防ぐポイントになります。
立ち止まって、
冷静に自分が置かれている状況を
整理して、行動するのか、
その場にとどまるのかを
判断したいところです。
たぶんこっちだろうとなどという
根拠ない甘い考えで歩くと、
重大な道迷い遭難につながります。
まずは落ち着いて、確実な情報を
元に現在地や進むべき方向を
決めるように心がけましょう。
まやまブログ
自分が迷ったと気づいたときに、
まずやらなくてならないことは
冷静になることです。
パニックになってやみくもに
歩くと、さらに深刻な道迷いに陥って、
進むことも引き返すこともできなくなります。
無駄に体力を消耗して、
特に日が暮れ始めると
怪我をするリスクも高くなります。
まやまブログ
初心者
そうなったときの
アドバイスを教えてください。
冷静になるには、
なにかしらの心の切り替えられる
行動を行うのが良いです。
のどの渇きを焦りを生みます。
落ち着くためにも、
まずは水を一杯飲むといいでしょう。
また、糖分を含む行動食をとることは、
空腹を満たし脳を活性化させてくれます。
まやまブログ
くどいようですが、
最良なのはGPSで現在地を確認し
来た道を引き返すことです。
GPSであれば
道を外れたときに一目で
わかります。
ログが自動で記憶されますので
迷ってもすふにたどってきた
道を引き返すことができます。
ただし、GPSも万能ではありません。
バッテリー切れや機器の故障の可能性も
考慮して2万5千分の1地形図と
コンパスと周囲の地形をよめる
読図能力を身につけておくべきです。
また、紙地図には広い範囲の地形を
読み取れるというメリットもあります。
GPSと紙地図両方を携帯することが
最善と言えます。
まやまブログ
初心者
もし、地図もGPSも持参していなかった
場合はどうすれば良いですか?
登山者として地図やGPSは
必携してもらいたいものですが、
もし、何も持たずに現在地がわからなくなったら
近くに明瞭な尾根があるなら、
その尾根に登ってみるのも
ひとつの手となります。
尾根は見晴らしがよく周囲の状況を
把握しやすく、携帯電話の電波も
入りやすくなるためです。
また、尾根にはなにかしらの人工物や
踏み跡があることが多く、
現在地を知るヒントにもなる場合もあります。
反対に、沢地形を下るのはNGです。
どこかで滝にぶつかり、
登ることも下ることもできなくなる
可能性が高くなります。
まやまブログ
・事前のルートをしっかりと
道迷いを防ぐためには、事前のルートの
確認を怠ってはなりません。
目印になるものや道迷いしやすいポイントを
チェックして地形図で周囲の状況をイメージ
しておくことも大切です。
・こまめに現在地確認
自分がどこにいるのか、現在地の確認は
非常に重要となります。
いつ、どこを通ったのかが正確に把握できていれば、
迷いはじめの段階で違和感に
早く気付くことができます。
・後ろを振り返って景色を記憶しておく
来た道を引き返すことは意外と難しく、
前を見た景色と逆向きの景色は異なって見えます。
こまめに振りかえって後ろの景色を確認しておくと
引き返すときまたは下山時に役に立ちます。
まやまブログ
初心者
地図読みは正直苦手です。
覚えるにはどうしたらよいですか?
皆さん苦手ですよ。
山へ行きはじめたころは、
道迷いすることが多いですから
道がわからず引き返したり
悔しい思いの積み重ねで
地図読みを覚えたという人もいます。
地図を持たないと遭難したときに
かっこ悪いという程度の認識で
地図を広げるのは山頂などの
展望のよい所で、
見える山々の名前を知りたいと
思ったときくらいという人もいますよ。
まやまブログ
初心者
私もその程度です。
詳しく教えてください。
その人は、それでも1日数回は地図を
見ていたので、等高線はしだいに
見慣れてその意味がなんとなく
わかるようにはなっていました。
ある日の山へ向かう電車。
空いている車内で地形図を
大きく広げ、電車が走っている
場所から見える景色と地図を
対照していました。
そして、長いトンネルに入ったとき
そこを抜けてあらわれる風景を
予測しました。
結果は大当たり。
山を背後にしたのどかな山村の
たたずまい、
谷の切れ込み具合、
線路と並走する道路など、
思った通りの風景に
背中がぞくっとしたのが
地図開眼の瞬間だったそうです。
まやまブログ
初心者
講習や訓練で覚えたのではないのですね。
私にもできそうです。
最初は簡単なことからはじめればいいのです。
ある程度でも1度覚えてしまえば、
山へ行くのに地形図は手放せなくなり、
地形図上で自分の現在地を知り、
先の行程と地形を予測する
習慣が身に付きます。
絶対に正確と思っている
地形図に細かい間違いがあることに
気づいたりするアラ探しも
楽しみになってきますよ。
また、読図のためにしばしば立ち止まる
ので休憩にもなり、
初心者であればバテにくくなります。
まやまブログ
初心者
地図読みができれば
単独での登山に多少なり自信がもてますね。
もちろんです。
単独は危険と一般的に
言われますが
単独ゆえの危険要素は多々ありますが、
単独ならではの利点もあります。
地図読みも
グループ登山ですと
なかなか覚えられません。
単独だからこそできることもあり、
僕は登山のレベルアップには
大切と考えています。
まやまブログ
初心者
とてもためになりました。
おかげで楽しみながら
地図読みを覚えていけそうです。
有難う御座います。
以上、今回は『道迷い』について
僕なりの意見を書いてみました。
同じ山岳救助隊員のなかでも僕と意見は異なる人もいますし、
同じ意見の人ももちろんいます。
是非、これから初心者にも山の楽しみをしってもらいたいです。
まやまブログ
はじめての熊遭遇の対処方法(遭難対策)
初心者
日本には何頭程度の熊がいるのですか?
現在、日本では本州以南に
ツキノワグマが
8600~12600頭、
北海道には
ヒグマが
1900~2300頭
棲んでいると言われています。
まやまブログ
初心者
ツキノワグマとヒグマとは
見た目や大きさはどのように
違うのですか?
ツキノワグマは
首や胸に白毛がある個体が多いです。
オスで最大のものは、
体長150センチメートル
体重120キログラム
となります。
ヒグマは
黒または赤褐色の個体が多いです。
オスので最大のものは、
体長240センチメートル
体重400キログラム
となります。
まやまブログ
初心者
本州に棲んでいる、
ツキノワグマの
特徴について
具体的に教えてください。
ツキノワグマは
具体的には
人よりも早く走ることが可能
で100メートルを
7秒程度で走ります。
また、木登りも泳ぎも得意となります。
嗅覚は犬並に鋭く、
聴覚は人間よりも優れていますが、
食べることに夢中になると、
周りが見えなくなることも
あるようです。
まやまブログ
初心者
登山の際に
ツキノワグマに出逢わないために
注意することはありますか?
登山道以外のバリエーションルートは、
熊との遭遇の危険性が高まります。
ケモノ道を歩く時には
熊鈴やラジオなどは声を出すなどして
クマにこちらの存在を教えます。
笛も持参したほうが良いでしょう。
山菜はクマの食物でもあるので、
近くにいる確率も高くなります。
沢筋は水の音で足音や藪を
かき分ける音が消され、
匂いが流れてしまうので、
注意が必要となります。
また、香水や香りの強い化粧品、
などは熊の興味を惹いたり
刺激を与える可能性があります。
登山道に立てられた
真新しい指導標に熊の歯形が
付いていたりするのは、
ペンキの匂いに引き寄せられたためです。
クマは人里ちかくから
2000メートル以上の
高山帯まで広く生息する。
大きな標高差を
行き来する個体もいれば、
北アルプス立山地区のように
2000メートル付近に
定住する個体もいます。
そのため、
冬眠する場所も特定できません。
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初心者
熊はいつ頃から
冬眠から目覚めて
行動するのですか?
3~4月頃に
冬眠から目覚めて、
活動を開始します。
冬眠場所は、斜面の枯れ木から
できた穴などを利用することが多いです。
真冬でも全く起きないというわけでも
なく熊も身の危険を
感じたときなどは起きます。
また、全ての熊が必ず
冬眠入りするとは限らないので、
冬期だからといって
安心することは危険です。
若い雄熊、成獣の雄熊、単独の雌熊、
子連れの雌熊の順に冬眠から明けます。
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初心者
熊の出没が多い時期は
シーズンはいつですか?
具体的に何月頃ですか?
春から秋にかけてのシーズンが、
熊の行動が活発になる時期で、
熊の目撃・出没情報も
増えていく傾向にあります。
また、山菜採り渓流釣り、
登山などのレジャーのために
山に入る機会も多くなり、
毎年熊との不意の遭遇による
人身被害も発生しています。
具体的には、
6月~8月頃から徐々に多くなり、
9月から10月頃がピークとなります。
理由としては、
6~7月は
雄熊は雌熊を探して
盛んに動き回ります。
また、母熊から離れた若い熊は、
好奇心にあふれ向こう見ずで、
広範囲に動き回る傾向にあるので、
注意が必要です。
7~8月は
食べ物が少ない時期で、
食べ物を求めて盛んに動き回ります。
9~11月は
冬眠に備えて、食欲が増します。
餌となる堅果類が不作の年は、
行動範囲が広がります。
冬眠に備えて食いだめをします。
11~12月は
食物不足や気温の低下に
対応するため冬眠入りします。
雌熊は冬眠中に子供を産みます。
栄養状態がよければ出産率が増加します。
熊はほとんど1頭で行動します。
他の熊と一緒にいるのは、
交尾をする時や子育てをしている時です。
雌熊は冬眠中に出産し、
次の年の夏まで子育てを行います。
子育て中の母熊は、子熊を守るために
神経質になっているため、最も危険な状態です。
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初心者
熊が出没しやすい
時間帯はありますか?
夜明け、夕方の薄明かり時です。
山岳地では、クマは薄明かりのときに
行動することが多くなります。
早朝や夕方の薄暗い時間帯は
遭遇の機会が増えます。
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初心者
熊の食べ物は
どのようなものですか?
熊はは季節や年によって
食べ物を柔軟に変化させます。
基本的な食べ物は植物中心ですが、
機会があれば鹿などの
動物質も食べます。
草類・木の実・蟻・鳥獣類や
蜂・果樹作物・家畜・魚など
幅広いです。
春は山菜などの草本類、
樹木の新芽・花です。
春の山菜採りシーズンは、
クマも人も夢中になることがあるので、
特に注意が必要です。
夏は草本類、昆虫類、果実類。
秋はブナ・ミズナラなどの
堅果類、果実類となります。
奥山に熊の好む
餌樹としてドングリ類、
コクワ、ヤマブドウなどです。
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初心者
熊を目撃してしまった場合は、
どのように対処すれば良いですか?
熊が人間に気付いていない場合は
素早く静かに、注意を払いながら、
その場から離れること。
熊が遠くで
人間に気付いている場合は
ゆっくりと熊の逃げ道が開く
位置関係に向けて移動します。
よほどのことがない限り、
熊からは近づいて来ませんが、
もし近付いてきても慌てて逃げない。
走って逃げると
追いかけてくる可能性がある。
追いかけられたら絶対に逃げ切れません。
熊のほうに注意しながら、
熊と人間との間に岩や木を挟むように
静かにゆっくりと後退する。
視線を遮るものがあると、
熊の緊張を緩める効果が期待できる。
目は直接合わせないようにします。
威嚇していると思われるためです。
また、小さな子熊であっても
可愛いからといって近づいたり、
写真などは撮影しないことです。
近くには子熊を守る母熊が潜んでいるからです。
死傷事故に至るケースとして多いのは、
一本道などで母熊と子熊の間に人間が
入り込んでしまうパターンです。
こうなると、母熊は絶対に逃げず、
強い防衛意識をむき出しにします。
熊が人を避けるという原則も通用しません。
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初心者
熊に襲われてしまった場合は、
どのように対処すれば良いですか?
人間と熊がまともに戦ったら、
まず人間に勝ち目はありません。
襲われないことを第一に考えます。
過去の助かった事例から答えますと、
熊と人間との間に、
カバンや帽子など
熊の気をひくものを投げる。
投げられたものに熊が
気を奪われている間に、
静かにその場を逃げるなどがあります。
襲われた場合は、
近付いてきた熊が攻撃に移るとき、
人間の直前で止まり後退するという、
行動をします。
このとき人間も後退し、
距離をとります。
こうすれば大丈夫
という方法はありませんが、
望みがあるうちは
後ろ向きで逃げたり
地面にうずくまらないことです。
熊の攻撃は、
爪でのひっかきと、
歯で噛むことが主なものとなります。
ひっかきは顔面に一撃されただけで
肉がちぎれ目が無くなるほどの
ダメージを受けます。
首筋に攻撃を受けると、
頸動脈をやられ命を奪わます。
最終手段として、
素手やストックやナイフなどで
反撃する場合は、
大声を上げながら、
目や鼻への攻撃が有効となり、
動き続けて噛まれたり
叩かれないようにします。
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初心者
熊撃退スプレーを持参していれば
は効果があるのですか?
熊の顔に降りかかるように、
確実に使えば効果はあります。
風向きに注意し、熊野の向かってくる方向が
必ず風下になる
位置関係になってから噴射します。
スプレーは絶対に自分に
降りかからないようにします。
肌に少し付いただけでも、
ヤケドのような刺激を受けます。
髪の毛に付くとその後、
目や鼻や口に入ってしまい、
自分が大きなダメージを受けます。
使用できる距離は、
無風状態で最大5〜8メートル以内。
5秒噴射×2回程度で空になってしまうので、
ミスは許されません。
スプレーには臭いなどで
熊を退ける効果はなく、
忌避剤としては使えません。
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初心者
熊が人を襲うのは
何故ですか?
人を襲う原因は3つあります。
1つ目は、
ヒグマは食べる目的で襲うことがあります。
この場合は人を執拗に攻撃し、
倒した人間をその場で喰うこともあるが、
多くは己の安心できる藪の中や
窪地や小さな沢地などに
人を引きずり込みます。。
2つ目は、
戯れ苛立ちから襲うこともあり、
襲う熊は2,3歳の若熊に限られている。
この場合は頭を下げ、
毛を逆立て半ば白目を出して上目ずかいに
人を睨みながらにじり寄り、
威嚇しながらちょくかいを掛けてきます。
3つ目は
人をその場所から
排除するために襲うことがあり、
その理由は不意に人と出会ったときの
不快感から興奮しての先制攻撃や
子連れの母熊が子を守るための
先制攻撃があります。
この種の事故を予防するには、
鈴や笛を鳴らして歩くと良いです。
人が気づかずず穴に近づいたために、
穴から熊が飛び出し襲ってくる
ということもあります。
時季により襲い方も異なります。
人間に対する熊の襲い方は
時季により2つに分けられます。
2月中旬以降の冬籠もり末期と
冬籠もり明け直後は
立ち上がる体力がなく這ったまま
主に歯で攻撃し易い部位をもっぱら囓る。
これ以外の時季は立ち上がって
手の爪で攻撃することが多いです。
山菜採りの時季に
熊が人を襲う場合は、
立ち上がって手の爪で攻撃してきます。
熊の手爪は「熊手」の原型と
なったほど頑健で、
手爪は鉤型で長さは6~10cmもあります。
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初心者
もし熊に遭遇した時の
イメージができました。
有難う御座います。
はじめての落雷対処の方法(遭難対策)
初心者
山での雷はとても
こわいですよね。
落雷の対処方法を教えてください。
まず、トレッキングポールは
ザックにしまいましょう。
複数パーティの場合は、
列をつくらず離れて行動します。
近くに山小屋があったら
すぐに避難してください。
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初心者
何もない稜線での対処は
どうすればよいですか?
ハイマツ帯があれば
中に逃げこみ姿勢を低くして待ちます。
なければ窪地を見つけて
ザックの上に座り待機してください。
地べたに直に座ると地面を伝った
電流を受けることがあります。
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初心者
もし自分やパーティの仲間が
落雷にあってしまったらどうしたら
良いですか?
万が一直撃した場合の死亡率
は30%と言われています。
心停止による即死がほとんどです。
直撃さえ免れれば
それほど大きな損傷は与えず、
たとえ心停止しても
心臓マッサージで蘇生する可能性が高いです。
ショックを起こしているだけの事
も多いので人工呼吸や
心臓マッサージを行います。
電撃が走った部分は
皮膚がやけどするので、
ヤケドの処置として、
冷やしたうえにガーゼや包帯で保護します。
高圧電流は体の内部もヤケドさせるので、
被雷した場合は即座に
下山して医療機関で
チェックを受けましょう。
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初心者
やはり高い山では
雷に注意しないといけませんね。
高い山にかぎらず、
平地や低山でも
注意が必要となります。
雷は、海面、平野、山岳など
ところを選ばずに落ちます。
今年の5月には神奈川県の
1272mの丹沢鍋割山で
登山中の雷による死亡事故がありました。
雨のため木の下へ移動したところ
落雷に遭ってしまいました。
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初心者
木の下は安全ではないのですか?
山頂や尾根などの高いところなどでは、
人に落雷しやすくなるので、
木の下などに避難することが安全
ではありますが、注意する点があります。
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初心者
どのようなことに注意したら良いですか?
高い木の近くは落雷しやくなります。
そのため、最低でも
木の全ての幹、枝、葉から
2m以上は離れてください。
姿勢を低くして、
持ち物は体より
高く突き出さないようにします。
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また、落雷を受けた樹木等の
そばに人がいると、
その樹木等から人体へ雷が
飛び移ることがあり側撃雷といいます。
木の下で雨宿りなどをしていて
死傷する事故は、
ほとんどがこの側撃雷が
原因となりますので
覚えておきましょう。
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初心者
おかげさまで落雷について
詳しく知ることができました。
有難う御座います。
山行を計画するには
事前に天候に対する
対処方法を想定して
出かけるのが望ましいです。
天気予報は自動音声の
電話で聞くことができます。
携帯電話からも聞けますので
登山に行く地域の市外局番を調べ
『市外局番+177』
で是非1度試してみてください。
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