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空木平避難小屋②



空木平避難小屋②

今から6年前の今日、空木岳を登った時の不思議な体験を書きます。

登山を始めて、24個目の山に中央アルプス空木岳を選びました。

中央アルプスは駒ヶ岳が有名で、私は2回ほど登ったことがあり、まだ空木岳は登ったことが無かったので、挑戦しました。

本当は泊まりで行くと楽なのですが、当時はまだ20代半ば位で、体力もあったので日帰りで挑戦。

体力はあっても距離が長い山なので、準備は万全で行きました。

最初はなだらかな道がしばらく続き歩きやすい。

しかし、だらだらとそんな道が続きあまり山頂に近付いている気がしない。



途中池山小屋にて休憩、とてもきれいな小屋で、トイレもある。どこまで登って来たのかと思い本を見てみると、まだまだ山頂には程遠い。

また登り始めるが、山頂も見えず歩きやすい道がしばらく続き、ヤセ尾根にたどり着く。ここからは気をまた引き締め鎖場を通過。登るにはのぼれたが、帰りが怖いなと思う。

ヤセ尾根は下が崖になっている所もあり、要注意。

彼の調子が少し悪く、少しずつゆっくり登る。尾根の山頂までやってきたのか、視界が良いところがあり、青空が奇麗。そろそろ山頂も近いかと思い、下山してくる人に聞いてみたが、山頂まで程遠いそうだ。心が折れないように頑張る。

エネルギー消費が凄い激しく、休憩するたびにお菓子を食べる。

分岐点を過ぎるとようやくハイマツの所までやってきた。やはりここまで来ると風が冷たい。山頂まではまだかかりそうだ。

時間もすでに12時。彼の調子も心配。下山の時間も考えると引き返そうか迷う。しかし、ここまで来たら、登るという決断で意を決して登る。

運よくガスが晴れ、とても良い眺めを堪能。紅葉が凄く奇麗で、町が下の方に見える。

ここまで頑張った甲斐があった。

ヒュッテ小屋に到着。

山頂まであと少し。

一歩ずつ踏みしめ、14時20分ようやく山頂に到着!

しかしガスが掛かってしまい、眺望はできなかった。山頂まで行けないかと思ったけど、2人でなんとか登りきった。

下山時間を考えると、山頂でのんきにご飯を食べている暇はないので、14時40分頃、即下山開始。おじさん一人(日帰りの方)に抜かされ、あとは誰も降りて来ない。

ほとんどの登山客が泊まりの様でした。

この様子だと今から下山するのは私達だけのようだ。なんとしても暗くなる前に、ヤセ尾根と鎖場を通過したい。しかし、下りても、下りても程遠い。薄暗くなってくると少し不安になった。

しかし、空木岳避難小屋を超えた分岐点の辺りで、後ろから



コツコツ、カランコロン、コツコツ、カランコロン・・・・・・・・・。

足音と、カウベルの音がきこえてきます。

これが16時半頃でした。

まだ下山してくる人がいるなと思っていました。

歩き続けましたが、ついに日が暮れてしましました。

ここで異変を感じます。

体力も限界になってきていたので、何度も休憩をとっていたのに、先ほどの足音の人に追い付かれません。最初は休憩している時にも遠耳に足音と、カウベルの音がしていたのですが、次第に私達が休憩すると音が止み、また歩き出すと聞こえるようになりました。

追付かれた感じでした。

しかし、人の気配はありません。

私の疲労はありましたが、精神状態はしっかりとしていました。

なのでなおさら恐怖を感じました。

怖すぎたので、彼に言おうかと思いましたが、言ったら余計に怖くなると思い、ずっと我慢をして下山しました。

暗い中の下山だったので、足元が見えず危ないで、彼が先頭に立って安全を確認しながら、私は後ろをついて下山をしていましたが、余りにも背後が怖すぎたので、理由は言わず、前と交換してもらいました。

「前は道が分からないから、足を踏み外す危険があるから、気を付けてねと」交代してくれました。彼も異変に気づいていそうな、いなさそうな。何も言いわず交代してくれました。

かなり下まで下りてきて、池山登山小屋の少し前の辺で、小休憩をした時でした。

コツコツ、カランコロン、コツコツ、カランコロン・・・・・・・・・。

足音とカウベルの音がだんだん大きくなる。

もうこれはやばいやつだ・・・・。恐怖が絶頂に差し掛かった時・・・・・。

スーっと足音とカウベル音が私達を追い抜けて行きました。

この世の物とは思えない何かが追いこしていった感じでした。



そこから少し歩くと、ようやく登山口に到着。やっと安堵

暗闇で、慎重に下山した為、時間はすでに23時前。砂利の上に仰向けになり空を見上げると満点の星空☆きれいだった。

またさらに下りようやく車にたどり着いた時は深夜0時前

今までで一番時間がかかった山だった。

二人で無事帰れたことがなにより。

そして、帰りの車の道中、怖かった話を彼にしたところ、彼も同じ体験をしていたと言いました。

やはり彼も、私に言ったら怖さで焦って足を滑らせて事故になりかねないと思い、言わなかったそうです。

2人とも聞こえていたと言う事は、いたんでしょうか。

その後も、何度か登山をしましたが、このような経験は一度もありません。

何だったんだろうと不思議な体験でした。暗く危ない中、私達を安全なところまで付いてきて見守ってくれていたのかもしれません。

現実には考えられない世界があるのかもしれません。

ちなみに、私も彼も霊感は全くありません。

ちょっと昔の体験談でした。


 
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【出典元】登山で経験したちょと怖い話
https://enasan2007.hatenablog.com/entry/2018/10/07/


まやまブログ@山岳救助隊

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